ヒッピーさんの日記

文化の多様性に惹かれてから、地球のこといっぱい知りたくなった。

イスラエル旅行記 〜Part.3 ユダヤ人の安息日の過ごし方〜

 

 

今回、安息日の始まりに当たる金曜日の夜にカウチサーフィンで出会った現地の友達・オムリ(の友達)の家に遊びに行かせてもらった。

 

 本来では、休息日(金曜の日没から土曜の日没まで)の間に「電気のスイッチを押してはいけない。」「携帯を使用してはいけない。」「車を運転してはいけない。」などなど”労働”や”業務”にあたることはしない。

これは、旧約聖書の「創世記」から、神が6日間で地球を創造し7日目に休息したことに由来している。

 

 

だが時代も変わり、安息日の規律を厳格に守るユダヤ人達は少なってきている。

オムリもそのうちの一人。

ではそんな彼らはどのように過ごしているのだろうか。

 

 

オムリ曰く、今では友達同士で集まってみんなで食卓を囲み、おしゃべりする社交の時間になっているそう。

 

素敵!!!!!!

 

 

では実際にどう過ごしたか。

 

まず、シャバドの時間が近づくとオムリは友達に電話したりメッセージを送ったりして、”どこの家に誰”が集まるかを話す。

 

暫くして開催(?)が決まったら、スーパーに言ってワイン・野菜など食べ物・飲み物を買って友達の家に。

 

友達の家についたら、彼はもうすでにモロッカン料理(モロッコ出身のユダヤ人)を作って待っていてくれた。

 

野菜を簡単に準備して、もう一人の友達もやっと到着して、ついにシャバドディナーの始まり!

 

 

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食卓

 

 

だけど、シャバドディナーを迎える儀式ももちろんあって、誰か代表一人が聖書からある一説を読み(説明してもらったけどあんまり意味がわからなかった・・(_ _))、ワインを飲み、ハッラー(challah)と呼ばれるパンを一ちぎりづつ食べて行く。

 

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友達のママの手作りパン、ハッラ

 

 

今回は私に見せるためにこの儀式をしてくれたけど、普段は単にディナーを食べるだけ出そう。

 

 

ディナーを食べて、お話して、ワインを飲んで。

ユダヤ教について教えてもらったり、昔と今の生活の違いなど、色々なことを話したなぁ。

 

 

お家にはユダヤ教ならではのものを発見。

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これは、電気のスイッチをオンオフできない休息日の時に、勝手に電気をオフにしてくれる機械。そこまでするなら自分で消したら?とか少し思うけど、タブーはタブー。

 

 

みんなで最後は街を散歩して、夜の12:30頃に解散。

 

 

 

本当に素敵な時間だったなぁ。。。

携帯を使わず、美味しい食事を囲んで会話をする。

本当にシンプルなことだけど、こういう時間が一番大切な気がする。

 

日本帰ってから、自分がこういう時間を家族と友達に作っていきたいなぁ。♪( ´▽`)