パレスチナ旅行記 〜Part.1 パレスチナに行きたい〜
「なんでパレスチナに行ったん?」
友達に聞かれた言葉。
パレスチナはおそらく、「パレスチナ紛争」他には、"ガザ地区"とか"インティファーダ"というワードでなんとなくニュースで耳にしたくらいの場所だろう。
私は、池上先生の特番や学校の世界史の授業で詳しく学んで以来、さらに興味を持った。
「紛争ってそもそもどういう状態なん?」
「実際に現地はどんな状況なの?」
「どんな生活をしているの?」
「住民は幸せに暮らしてるの?」
ニュース報道や写真で状況を見ることはできるが、やはり実際に行かないとわからない事が沢山ある。
やっぱり自分の目で見たい、と思っていた。
ということで、今回は比較的状況が安定している「ヨルダン川西地区のベツレヘム」に行くことにした。ベツレヘムは、イエス・キリストが誕生した教会があり、割と観光客も多く比較的安全だと判断した。
ここ↓↓
パレスチナが運営する、ダマスカス門前の21番バスで行くことが出来る。
バス停に行けば、外国人観光客が数人いるので、その人たちと一緒に行けば大丈夫である。
バスに乗って1時間くらい(よく覚えていない)でついた。
ネットで見たバス降り場とは、違う中心から離れたところで降ろされた。
降りた瞬間、沢山のタクシーの運ちゃんがタクシーを使うように言った。
彼らは何故かとてもアグレッシブな話し方で少し怖かった。
なので、イギリス人・アイルランド人観光客と一緒にグーグルマップを見ながら40分程歩き、中心地に向かった。
パレスチナの夏は、気温が40度近くまで行きとにかく暑かった。
だけど、乾燥しているためそこまで汗をかかない。
不思議な感覚だ。
(シティセンターっぽいところ)
バスの時刻とかここにこれば確認できるはず。
ベツレヘムの教会付近で、他の観光客とバイバイして、私は一人宿に向かった。
グーグルマップが示す道を辿ったのだが、その道には外国人が誰一人とおらず、現地の人にジロジロ見られ、少し不安になった。
そして急な坂道を上がり(重いバックパックで、肩が死にかけた。笑)、グーグルマップが示すポイントにやっとついた、
と思った。
でもいくら探しても、宿が見つからない。
売店のお兄さんに、場所を聞いたら、
「Wait Wait I will think」
って言ってどっかに行った。
「いや考えてもわからんやろ、今日の宿ないのかなぁ」
と絶望的な気分になった。
だが、しばらくするとお兄さんは戻ってきて、宿まで連れて行ってくれた。
灼熱の太陽のもと失われた体力と気力が戻ってきた。