ヒッピーさんの日記

文化の多様性に惹かれてから、地球のこといっぱい知りたくなった。

パレスチナ旅行記 〜Part.5 ベツレヘムの教会〜

 

ベツレヘムの一番の見所は、誕降教会(Church of Nativity)だろう。

 

ベツレヘムは、イエスが生まれたとされる洞窟があり、

ローマ帝国期の339年に、その洞窟の上に建てた教会が降誕教会である。

 

 

外観↓

f:id:hippy-yippy:20200720181210j:image

 

 

教会は街の中心にあるのだが、

世界中から来た、熱心なキリスト教信者で溢れている。

 

 

南米・アメリカ・ヨーロッパ・アジアの順に、来訪者が多かったように感じる。

(今回アジア人は見なかったが、たまに韓国人が来ると言っていた)

そのためか、お土産屋さんで働く人はほとんどスペイン語を話すことが出来た。

 

 

私も午前中のまだ涼しい時間に、

2時間ほどかけて、ゆっくりと見学に行った。

 

教会の中は、煌びやかなステンドグラス等があるわけでなく、

以外と簡素なつくりであった。

高い天井に、ローマ式の柱が回廊に並ぶ。

 

 

f:id:hippy-yippy:20200720181155j:image

 

 

そしてあちこちで、 多くの訪問者を連れたガイドが教会の説明をしている。

訪問者は興奮しているように見えた。

 

エスが生まれた洞窟へは、階段を使って地下に行く。

地下には更に多くの訪問者がいて、何か熱気を感じた。

 

 

f:id:hippy-yippy:20200720181207j:image

 

f:id:hippy-yippy:20200720181214j:image

 

おそらく牧師さんが、ロウソクを持って賛美歌を歌っている。

人は、イエスがまさに生まれたと言われる洞窟の床を触り、祈りを捧げる。

 

 

「Do not push」

と呼びかける声が度々聞こえた。

 

f:id:hippy-yippy:20200720181225j:image

 

 

 

何人かの人は、感激のあまり涙を流していた。

どういう感情なのか、想像することもできなかった。

「喜び」の感情なのだろうか。それともまた別の感情なのだろうか。

 

 

日本という宗教を強く意識することがない国で育ったので、

宗教にあれほど熱心になれる事が、とても不思議に感じる。

そして、とても興味がそそられる。

 

 

地下を出て、私は中庭でしばらく座っていた。

何かうまく言葉では表現できないが、

信仰の強さ・力を感じ、圧倒されていた。

 

f:id:hippy-yippy:20200720181140j:image