モロッコ旅行記 〜Part.1 マラケシュ〜
留学生活最後のテストを終えた翌日モロッコに飛んだ。
1日目 マラケシュ
アフリカ大陸初上陸。
溶けるような暑さを想像していたが、日本のように湿気はないためか思ったより快適だった。
空港で両替とSIMカードを購入し外に出た。
すると、タクシーを捕まえようとする人、客を捕まえようとするタクシー運転手、みんなが気荒く叫んでいた。
なんであんなにも気が荒いのか理解できなかった。
一緒にタクシーをシェアしようと言ってきたフランス在住メキシコ人のおじさんもフランス語(モロッコの第二言語)でなんか叫んでいた。
そのおじさんはオフィシャルタクシーの見分け方を教えてくれた(ベージュ色のタクシー)。
が、そのタクシーに乗り友達が携帯を出した瞬間脅すように「NO FHOTO」と言ってきた。
おそらくオフィシャルに登録をしていない偽オフィシャルタクシーなんだろう。
もう、自分自身に頼るしかない。
タクシーは旧市街の入り口で止まりホステルまで町を歩いていく。
途中で本当に沢山の人が声をかけてくる。
その中には、観光客の私らには高い値段をふっかけてきたり、勝手にサービスを始めお金を要求してきたり、嘘をついたり。同じ人間だけど、違う環境だとこうも人や文化は違う。
飛行機の時間の都合で3時間睡眠しかできずバテバテの中、誰を信頼していいのかわからないそんなモロッコにもう既に疲れていた。
だけど、よくよく考えると彼らに苛立つのはナンセンスだと思う。なぜなら彼らはそうせざるを得ないのかもしれない。彼らの収入源は殆どなく、道端で何もせず座ってる大人や若者が沢山いて、おそらく仕事がないのだろう。
もし自分がモロッコで育ってたら同じことをしていたかもしれない。周りのそうやっている人がよりお金を稼いでいたら自分がしないのがアホらしく感じているだろう。彼らもそうしたくてしているわけじゃない気がする。
生まれ育った環境が人を育てるとはこういうことだと思った。それに気がついてから、全くイライラしなくなり、寧ろどのように話かけてくるのか楽しむようになった。
マラケシュのマーケット(スーク)
買い物天国。お店の人はやはり交渉がうまくて、値段交渉中に「もう買っちゃおうか!」という気になってくる。
クトゥビーヤ・モスク
マジョレル庭園
フランス画家ジャマ・マジョレルが増設し、後にイブサンローランが買い取った。庭園には植物はもちろん、おしゃれな建物、服屋さん、絵画がある。涼しくまさに都会のオアシス。そして、観光客ばかりで凄く落ち着いた。
カミーホステル
泊まったホステル。宿の人は本当に優しく、困ったことはなんでも助けてくれた。綺麗で大変居心地がよかった。そして料金は1泊400円程度。市内で一番安い。
ジャマ・エル・フナ広場
食べ物屋台はもちろん、雑貨が売ってうたり、大道芸人がたくさんいて大変賑わっている。観光客も現地の人もいる。昼はほとんどの店は閉めているので、夜に行くことをオススメする。
フルーツジュースの屋台が沢山ある。一杯100円以下。お兄さんがかっこよかった。